タイムスリップが主題の2つの映画
松岡究です。私には忘れられない映画があります。それは「いつか、どこかで」という全く知られていない映画ですが、私が学生時代、池袋の文芸座でお目にかかって以来、ずっと私の心に焼きついたままなのです。
そのストーリーは、ある青年がある日突然タイムスリップして、数十年前に戻ってしまいます。そこはイギリスの避暑地のテニスコートがある有名なホテル。その青年はそこである夫人と恋に陥ってしまいます。その夫人もその青年に恋心を抱き、二人はお互いに引かれ始めるのです。そしてうまく行きかけた矢先に現代に突然戻ってしまうのです。彼は大変傷つき、廃人同様になってしまいますが、ある日そこに老女が現れ、彼が持っているあるもの(なんだか忘れてしまいました)に気付くんです。それは紛れもなく彼女が彼にプレゼントしたものだったんですね。彼女は彼が自分の前から突然姿を消したまま、数十年彼のことを思って生きてきました。そして老女になった現代にそのタイムスリップした青年と再会するわけです。
もう一つ、昨日NHKのBS2で放送されていた「オーロラの彼方に」をみました。これも30年前の自分の父親との無線での交流を元に、過去が良い方向へ変えられながらも、いろんなアクシデントに見舞われながら、家族の愛を確認しあう感動的な作品でした。
こういったあまり有名にならない作品に惹かれているのは、僕だけでしょうか?アクション物やサスペンス、または文芸作品も良いですが、こういった作品も素晴らしいですよ。
hakaru matsuoka
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