神奈川大学管弦楽団第62回定期公演終了
松岡究です。
昨日22日、横浜みなとみらい大ホールに於きまして、神奈川大オケの演奏会が行われ、1602名の入場者を数え、成功裏に終わりました。前期の学生オケはなかなかまとまりにくいものですが、今回の学生は本番での集中力が最初から良く(マイスタージンガー第1幕前奏曲)、うまく滑り出せました。
次のカルメン組曲も各ソロがとても素晴らしく、各曲のキャラクターをうまく出していたのではないでしょうか。
最後のブラームス1番は第1楽章が序奏は良かったのですが、主部が少し滑り気味でした。しかし後半からみんなのギアがうまく絡まり始め、学生の演奏としては大きなスケール感が出たのではないでしょうか。みんながもう少し指揮を見れるようになるともっといいのだけれど、後期はもっと一体感のある演奏を目指しましょう。
hakaru matsuoka
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コメント
今回の神奈川大学管弦楽団第62回定期演奏会、本当にお疲れ様でした。
久しぶりのみなとみらいホールでの演奏でしたが、一階席・二階席はほぼ満席で三階席まであふれる聴衆の期待に応えるような演奏だったと、感謝申し上げます。
ワーグナーの「ニュルンベルグのマイスタージンガー」は堂々たる演奏で、まさに序曲として聴衆の気持ちをつかんだと思います。続くカルメン組曲は緩急多彩な組み合わせで、しかもポピュラーな曲も織り込まれていて、休憩時間に聞いた感想では「楽しませてもらえた」と好評でした。
ブラームスの交響曲第一番は、ベートーベンの第九を意識しただけあって、これまでCDで聞いていたのとは全く違って、スケールの大きさを感じさせる演奏だったと思います。ブラームスの交響曲は何度も聴いてきたつもりでしたが、これほどの演奏を聴いたことはありませんでした。細部まで丁寧に表現する演奏は、松岡先生の指揮ならではと改めて感じ入った次第です。
アンコール曲のワーグナー「ローエングリン第三幕序奏」は、のびのびとした圧倒的な迫力で、聴衆にさらに満足感を与えたものと思っています。二時間少々の演奏でしたが、実に中身の濃い充実した時間だったように感じました。
毎年学生は入れ替わっていきますが、しっかりと実力を向上させていて、嬉しいかぎりです。12月22日の第63回定期演奏会も、よろしくお願いいたします。
投稿: 伊坂青司 | 2013年6月23日 (日) 18時51分