神奈川大学管弦楽団第60回定期公演終了
松岡究です。
昨日鎌倉芸術館におきまして神大オケの第60回記念定期が終了いたしました。今回も1000人を超える入場者で、大変ありがたく思っております。
ドヴォルザークの序曲「オセロ」はめったに演奏されない曲です。私も今回初めてその曲を知った次第です。学生たちはこの曲の持つ自然への賛歌と題名の通りの愛憎劇をよくあらわしてくれました。ただ曲の最後の最後にアンサンブルの乱れが生じたことは残念でした。
今回はブルックナーの4番ということもあって2曲プロでしたが、そのブルックナーは前期にもかかわらず学生たちは素晴らしい成果を上げてくれました。学生オケの音楽ではなく、大人の音楽を聞かせてくれたのではないかと思っています。ここまでブルックナーを聴かせることのできた学生たちに拍手をお願いいたします。
後期は12月23日に同じく鎌倉芸術館でチャイコフスキープロです。悲愴、くるみ割り人形、スラブ行進曲をやることになっています。次回もどうぞ!
hakaru matsuoka
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コメント
お疲れさまでございます。演奏会のご成功おめでとうございます。今も変わらず団に対しご指導、演奏会で指揮をしていただき感謝申し上げます。今回は定期演奏会も60回になるんですね。時の流れは早いものだなぁとしみじみ感じました。なかなか足を運べず申し訳ございません。次回の演奏会でもご指導よろしくお願い申し上げます。楽しみなプログラムですね。学生たちは試験のことで頭いっぱいかもしれませんね。そうでもないかな...
投稿: はえばるらな | 2012年6月25日 (月) 03時03分
神奈川大学管弦楽団第60回定期演奏会、お疲れ様でした。ブルックナー4番「ロマンティック」という大作に挑んだ学生の意気込みを、「大人の音楽」へと仕上げていただいた松岡先生に感謝しております。先生のおっしゃる「大人の音楽」とは、感情に流されずに抑制し、なおかつ心地よい緊張を保って感情表現をすることかなと、解釈しております。今回の定期演奏会は第60回という節目でもあり、また大学から優秀賞を授与された後で気負いがあるかなと思っておりましたが、いい意味の緊張感をもってブルックナーの「ロマンティック」に浸ることができました。Romantisch というドイツ語の意味に「大自然との共感」があるとかねがね思っていますが、そのようなブルックナーの感情が伝わってきた演奏で、改めて感謝申し上げます。12月23日のチャイコフスキー・プログラムもよろしくお願いいたします。 神奈川大学管弦楽団顧問・伊坂青司
投稿: 伊坂青司 | 2012年6月30日 (土) 10時31分