NTTフィルハーモニー管弦楽団第25回定期終了しました
松岡究です。昨日NTTフィルの演奏会が終了いたしました。
曲目はブリテンの青少年のための管弦楽入門とブルックナーの交響曲第7番。オーケストラにとっては難曲中の難曲。しかし最近のNTTフィルは明らかに変わってきました。音楽に対する積極性が生まれ、積極的に表現しようとする意欲が顕著になってきました。そういう姿勢に貫かれた演奏が悪いはずも無く、昨日の演奏は(元N響コントラバス奏者の建部さんがトレーナーを兼ねて乗っていただいていましたが、「出色の出来」言われていたように)素晴らしいものでした。
ブリテンの曲はテーマはともかく、変奏曲になると無調と調性の間を縫うような感じの曲になり、技術的にも難易度の高い曲になりますが、各奏者が生き生きと演奏し、最後のフーガも壮大なフーガになりました。
次のブルックナーはもっと素晴らしく、演奏によってはモノトーンの無骨な演奏になってしまいがちな曲を、しなやかに雄弁に演奏してくれました。振っている私も楽しくこういった演奏が出来る喜びを味わいながらしきできました。(勿論100%満足しているわけではありません。100%の満足はその先の進歩をなくしてしまうものであるからです)
皆さんの忌憚の無いご意見をお願いいたします。
hakaru matsuoka
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