« ムジークフェスト ベルリン デュトア指揮フィルハーモニア管弦楽団演奏会 | トップページ | ムジークフェスト ベルリン ラトル指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団演奏会 »

2007年9月14日 (金)

ムジークフェスト ベルリン ルイージ指揮ドレスデン国立歌劇場管弦楽団演奏会

松岡究です。今日はコンサートが終わってから、このブログを通じて知り合いになった泉部さんとご一緒に食事をし、色々な楽しい音楽談義をしました。泉部さんどうもありがとうございました。

曲目   ヴァレーズ:アルカナ

      ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調

      R・シュトラウス:アルプス交響曲

  ピアノ:エレーヌ・グリモー

  指揮:ファビオ・ルイージ

今日は人気を読んでかどうか知りませんが、ポディウム席まで埋め尽くされるような人気ぶり。ポディウム席(オーケストラの後ろの舞台上の席または合唱席)はベルリンフィルがラトルやアッバード、ティーレマン、小沢さんとやるとき以外は売りに出ません。つまりそれくらい人気が高かったと言うことでしょう。確かにルイージは才能ある指揮者です。私は今日初めて彼の指揮を見ましたが、テクニックは申し分なくまたとても現代的なスタイルを持った指揮者です。巷で言うようなオーソドックスと言う印象は全く受けませんでした。ただヴァレーズもベートーヴェンもシュトラウスも共通して言えることは、才能はあるんだけど、やりたいことが多すぎるのか饒舌すぎてうるさい印象を持ちました。ピアノやピアニッシモには見るべきところはたくさんありましたが、フォルテやフォルティッシモになるとうるさくて通り一遍な音しか聞えてきません。ドレスデン国立管の燻し銀の音はどこにもなく、正直言って辟易しました。どうしてベートーヴェンの協奏曲では14型もいるのでしょうか?第1楽章などはオケがうるさくて、折角のグリモーの繊細な音楽がすぐにオーケストラによって(ルイージによって)塗りつぶされてしまいました。第2・3楽章ではそういったことは少しなくなりましたが、それにしても元気一杯!?の音楽。ラトルと比較しては失礼ですが、ラトルはフォルテやフォルティッシモでもバランス感覚があり、決して一色ではなく、また懐が深いのですが、ルイージはとてもそのレベルではありません。

期待して行っただけに余計に残念でした。まだ若いのかなあ?

と言うわけで、グリモーはルイージとは全く合わないように聞えました。彼女の繊細な音はむしろオーケストラよりはソロや室内楽に向いているように思います。ピアノ・ピアニッシモは彼女の世界を持っていますが、オーケストラと張り合う時のフォルテは並みの演奏家でしかなく聞えます。せめて今日はオーケストラの人員を10型ないし8型くらいまで落としてやってほしかったです。

         hakaru matsuoka

|

« ムジークフェスト ベルリン デュトア指揮フィルハーモニア管弦楽団演奏会 | トップページ | ムジークフェスト ベルリン ラトル指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団演奏会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ムジークフェスト ベルリン デュトア指揮フィルハーモニア管弦楽団演奏会 | トップページ | ムジークフェスト ベルリン ラトル指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団演奏会 »