気付き3
松岡究です。全くの門外漢の政治・経済を考えてきて、やはり確信を持っていえることは、日本は歴史教育や地理などの社会科教育をもっと真面目に考える必要があると言うことです。受験はわかりますが、余りにも社会科を蔑ろにしていて、若い世代が国際問題を考えることが出来ない、考える下地が出来ていないのではと思います。地球儀を見てろくに国を指し示せない中高生がいると言うことを聞くと愕然とするというより、なるほど日本の力が弱くなった原因はここにあると思ってしまうのです。
もう一つ、ついでに言わせていただくなら、今日本ではヨーロッパが記録的な暑さに見舞われているとマスコミでは報じているようですが、ヨーロッパと言っても30数カ国、広いんです。ベルリンでは1週間くらい前から3日間だけ30度を越した日が続きましたが(一日だけ38・9度と言う日がありました)、後は普通の夏です。30度には行かないけれど、暑さはあるなあと言う感じでしょうか。何が言いたいかというと、なぜヨーロッパと大きなくくりで報じるのでしょうか?私が小学生のころ外人を見ると「あ、アメリカ人だ」と言っていた幼稚な思考と全く変わらないと思うんです。
マスコミでさえそんな程度なんですね。単一民族の日本人は日本に住んでいる限りにおいて、「アイデンティティ」と言うものを考える必要は全くないといっても良いと思います。でも外国では「アイデンティティ」を考えなければ、はっきり言って生きて行けないくらい大切なものです。これからはその理解が問題になってくるのではないでしょうか?
やはり教育に本腰を入れて取り組まねばならない時だと思います。
hakaru matsuoka
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