5月16日ベルリンに戻りました
松岡究です。今ベルリン時間で午後9時35分です。
今回機内で読んだ本は、山内昌之「嫉妬の世界史」、マダム・ホー「お金と愛情の法則」。映画は黒澤監督の「天国と地獄」、周坊監督の「それでもボクはやってない」。
「嫉妬の世界史」、このような観点から歴史を眺めるとまた違ったものが見えてきたりしますね。ちょっと今までの私なりの人物評価が変わった部分もありました。例えば森鴎外。そんなに作品を読んだわけではないのですが、実直な人柄かと思っていたのとはまるで逆で、嫉妬深い名誉欲の旺盛な医者だったようです。
「お金と愛情の法則」、世界の一流の男達の考え方が良くわかる本でした。
「天国と地獄」、143分に及ぶ大作映画。面白くてちっとも長く感じませんでした。ただ地獄は良くわかりましたが、天国は?それはこの映画を見た一人一人が考えるものなのかな、と思いました。
「それでもボクはやってない」、日本の裁判のあり方・問題点がよくわかる秀作です。これを見ると民間からの裁判員制度が何か今の日本の裁判に革命的なことを起こしてくれるのではないかと勝手に想像してしまいました。しかし満員電車には乗りたくないです。この映画も143分でした。
hakaru matsuoka
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