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2007年4月12日 (木)

バレンボイム指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団 マーラー交響曲「大地の歌」 ベルリンフェストターゲ

松岡究です。ベルリンも大分暖かくなってきました。今日も昼間はコート無しで充分でした。明日からは予報によると20度を超えるようです。

曲目  マーラー:交響曲「大地の歌」

  メゾソプラノ:ミシェル・デ・ヤング

  テノール:ブルクハルト・フリッツ

  指揮:ダニエル・バレンボイム

マーラー全曲コンサートの今日は9回目。なんと「大地の歌」のみという贅沢極まりないプロ。

今日のバレンボイムも大変明確にタクトを振っていました。それは7番の時もそうでした。バレンボイムはちゃんとわかっていて、7番や「大地の歌」多分9番も、オーケストラにとって難曲中の難曲でるこの3つは、自分の音楽をやりながらもきっちりと職人的な仕事をしているのです。今日も大変明確な棒d酢が、物凄くテンペラメントの激しい棒でした。オケもそれによく答え、以前聴いたときよりも格段に音楽が深まっているような気がしました。

歌手の2人はシュターツオパーには顔なじみの2人。昨日もほとんど専属歌手が歌っていましたが、今回もそうだと思います。フリッツは柔らかい美しい声を駆使して、3つの明るい楽章をニュアンス豊かに歌い上げました。今まで聴いたこの曲の歌手では最も良かったと思います。デ・ヤングも素晴らしい出来。昨日とは集中力が違う感じでした。一つ難点を言わせてもらえば、歌いだしが雑に聞えることが良くあるのです。最終楽章などは素晴らしく歌っていただけに惜しい感じがします。それにしてもこの曲はやはりメゾが音楽的成功の鍵を握っていますね。デ・ヤングは今日は合格だったんじゃないかな。

明日の最終日が楽しみです。

    hakaru matsuoka

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