ブーレーズ指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団 マーラー交響曲第6番 ベルリンフェストターゲ
松岡究です。今日は快晴のベルリン。気持ちの良い一日でした。
曲目 マーラー:交響曲第6番イ短調
指揮:ピエール・ブーレーズ
今日はこの作品1曲のみ。開演も夕方の16時でした。昨日のあの興奮冷めやらぬうちに6番をブーレーズで聴くと、こんなにも指揮者でマーラーへのアプローチが違うのかと改めて思いました。バレンボイムの方は激情的でカラーもどぎつい色から淡い美しい色までとりどり。ブーレーズのはいついかなる時も取り乱したりせず、あくまでも客観的に外から作品を見ようとしている姿勢だと思います。むしろブーレーズの方がオペラのマエストロのよう。
今日の演奏も作品の素晴らしさをそのまま提供して見せた、立派な演奏。ただ昨日の演奏と比べると、もっと違うフォルティッシモやピアニッシモがが聴きたいと思うことしばしばでした。それにしても毎日違うマーラーの交響曲をやり続けているオーケストラは素晴らしいと思います。これだけ方向性の違った指揮者で毎日やるからこそできる芸当かもしれません。
hakaru matsuoka
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