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2007年4月22日 (日)

内田光子ピアノリサイタル イン ベルリン

松岡究です。今日もベルリンは寒い一日でした。でも明日か明後日にはまた20度を超える予報になっています。

曲目   ベートーヴェンプロ

         6つのバガテル作品126

         ピアノソナタ第28番イ長調作品101

         ピアノソナタ第29番変ロ長調作品106「ハンマークラヴィーア」

 ピアノ:内田光子

素晴らしい演奏会でした。彼女の最も素晴らしい持ち味は何と言ってもその極度の集中力にあると思います。昨年末のベルリンフィルとのモーツァルトはその彼女の持ち味が今ひとつ発揮されなかったように思いました。それでも良かったのですが。

しかし今日の内田さんは最初から自分のペースで出来るためか、素晴らしい集中力を発揮してベートーヴェンの3つの作品を見事に弾き切っていました。その体から出る音楽は指を通り越して会場にほとばしっていくかのよう。だから時折指と音楽のバランスが崩れる時があるんだけど、それを補ってやまない音楽が厳と存在しているのが素晴らしい。

コンチェルトをやるときは今度はご自分で指揮もなさった方がもっと成功するんじゃないでしょうか。それくらい体に音楽が出てました。

   hakaru matsuoka

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