« ベルリンドイツオペラ ワグナー「トリスタンとイゾルデ」 | トップページ | ベルリンドイツ交響楽団演奏会 »

2007年4月17日 (火)

ティーレマン指揮ベルリンフィル演奏会

松岡究です。毎日良く晴れて気持ちのいい日が続いています。

曲目   シューマン:「ゲノヴェーヴァ」序曲

            :チェロ協奏曲

      ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68

  チェロ:アルバン・ゲルハルト

  指揮:クリスティアン・ティーレマン

最初のゲノヴェーヴァからティーレマンの音楽が炸裂!この地味な作品をここまで練り上げて演奏会に出せるのはひょっとしたら今はティーレマンくらいしかいないかもしれません。それくらい良く歌って、陰影のついた演奏でした。

次のコンチェルトはどうも評価しづらいですね。チェロのゲルハルトはとてもいい音色の持ち主。アルテミス四重奏団でも活躍してる彼には期待していましたが、曲が地味なのも禍して、何が言いたいのか良くわかりませんでした。ティーレマンの伴奏の方がいかにもドイツ音楽と言う感じで面白かったです。

最後のブラームス。昨年6月にラトルが4番をやったときもこれ以上何があるのかというくらいに凄い演奏でしたが、今日の1番もそれに匹敵しうる凄い演奏でした。冒頭のフォルテ一つの意味を持たせた演奏は初めて聴きましたし、全体的に陰影が濃くアゴーギクも大胆で、大きくうねる部分とささやくような優しい部分の対比が見事でした。全体が1楽章の繰り返しが無いのに55分かかる長大な演奏。でもこれほどまでに面白く、忘れていた「ドイツ的」という言葉を思い起こさせてくれました。

ティーレマンは間違いなくラトルの後継者になるでしょう(初日はラトルが会場に聴きに来ていたそうで、ティーレマンが挨拶していたそうです)。そしてその音楽は私に言わせるならば、フルトヴェングラーの再来を思わせられました。

   hakaru matsuoka

|

« ベルリンドイツオペラ ワグナー「トリスタンとイゾルデ」 | トップページ | ベルリンドイツ交響楽団演奏会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ベルリンドイツオペラ ワグナー「トリスタンとイゾルデ」 | トップページ | ベルリンドイツ交響楽団演奏会 »