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2007年4月13日 (金)

バレンボイム指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団 マーラー交響曲第9番 ベルリンフェストターゲ

松岡究です。今日のベルリンは快晴の本当に良い天気。気温も20度を超え、春にいよいよなってきました。もっと田舎の方だと一斉に花が開いたりしてもっと春を実感できるかもしれないのですが、まあしょうがないです。

曲目   マーラー:交響曲第9番ニ長調

指揮:ダニエル・バレンボイム

4月1日から始まった今回のフェストターゲは今日が最終日。マーラーのシンフォニーを立て続けにこれだけの短期間で、それもバレンボイムとブーレーズと言う2人の巨匠の共演を聴けた事にまずは感謝します。私は風邪を引いて1・2番は聴けませんでしたが、最初から最後まで素晴らしい集中力を発揮し、緊張感を維持し続けたオーケストラにも大きな白書を送りたいと思います。

今日もバレンボイムは素晴らしい演奏を聞かせてくれました。彼のこのフェスティバルにかける意気込みはとてつもなく凄いもので、指揮している姿からそれは我々にひしひしと伝わってきます。欲を言えば1楽章や4楽章はもっと粘ってゆったりと歌ってほしいところがありましたが、それにも勝るバレンボイムの集中力とテンペラメントの劇的な変化は私を感動させるには充分でした。本当に彼はベルリン国立歌劇場管弦楽団という今までで一番の最高のパートナーを手に入れたのではないでしょうか。

また指揮者としてとても大事なことを(ここには書けませんが)バレンボイムは私に教えてくれました。そのことにも深く感謝いたします。

今秋このコンビはオペラとコンサートで約1ヶ月日本公演をするそうですが、今回の演奏を聴く限り充分きたしてよいのではないかと思います。また「モーゼとアロン」は日本でしか見れませんし、「ドン・ジョバンニ」の演出がムスバッハのものならば、ベルリンより先に日本がプレミエになるはずです。ベルリンの「ドン・ジョバンニ」は12月にプレミエですので。

    hakaru matsuoka

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