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2007年2月27日 (火)

ラハティ交響楽団ベルリン公演

松岡究です。今日も暖かいと言うか、寒くない日でした。ずっと天気が小雨状態だったので、暖かいと言う表現は適していないと思います。気温はいまインターネットで見ると東京より暖かい6度(真夜中の12時過ぎで)です。

今日というか昨日は日本で大評判をとったラハティ交響楽団オズモ・ヴァンスカが来ると言うことで、当日売りで入りました。日本ではシベリウスツィクルスをやったとか。大変な評判を聞いていたので、期待していきました。

曲目  シベリウス:交響詩「タピオラ」Op112

     シューマン:ピアノ協奏曲

     コッコネン:オペラ「最後の誘惑」から間奏曲(4つの部分からなる)

     シベリウス:交響曲第7番ハ長調Op105

ピアノ:エレーヌ・グリモー

指揮:オズモ・ヴァンスカ

とても素敵な演奏会でした。最初のタピオラからヴァンスカとこのオケの相性の良さがわかりました。曲の細部まで磨いているのが良くわかるのです。北欧出身の音楽家は一度は皆フランスへ留学すると言うことを聞いたことがあります。フランス流の流暢でエレガントな流れと北欧の音楽の持つ透明感が見事にマッチして、とっても美しい仕上がりでした。

 グリモーとのシューマンはきわめて速いスピード感溢れるえんそう。かといって細部はやはりきちんとしており、グリモーのピアノと一体感を実に良く出していました。グリモーはそんなに音がきらびやかとかいった派手なピアノではなく、音色は地味目ながら主張ははっきりし室内楽的に演奏するような人でした。

後半の2曲もヴァンスカとラハティ交響楽団は細部まで磨かれた透明感のあるしかも情熱的な演奏を聞かせてくれました。指揮者とオケがこれほどまでに同じ方向を向いていると言うのはある意味では奇跡的なことかもしれません。

アンコールでやったシベリウスの「悲しきワルツ」はピアニッシモが絶品で、本当に耳をそばだてないと聞き取れないくらいの音でしたが、そこにはちゃんとハーモニーと音楽的主張があって極めつけの表現でした。

こういった組み合わせの指揮者とオケは、出来るだけ長く良い関係を保ち続けてもらいたいものです。

   hakaru matsuoka

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