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2006年10月14日 (土)

ベルリン国立歌劇場 プッチーニ「トスカ」

松岡究です。ベルリンに戻っての最初は「トスカ」です。今日はどんよりとずっと曇っていて、気温も上がらず肌寒い一日でした。

演目 プッチーニ「トスカ」

配役 トスカ:クリスティーネ・オポライス

    カヴァラドッシ:ブルクハルト・フリッツ

    スカルピア:カルロ・グエルフィ

    堂守:ベルント・ツェディッシュ

    アンジェロッティ:サイモン・ベイリー その他

  指揮:ユリエン・ザレムコール

  演出:カール・リハ

今日もほぼ満席に近い客の入り。トスカというポピュラーなオペラになると、やはり売れ行きが違うようです。1時間前に行ってチケットを求めましたが、いつもなら1回の前の方のかなり良い席が手に入るのですが、今日は2階右の5列目(一番奥の列)。舞台が半分しか見えません。

率直な感想は、これくらいの質の歌劇は日本でも見れるのではないかと思いました。主役3人は実に良く歌っていますし、オケも雄弁に音を奏でています。何が物足りないのかと思って聴いて(見て)いました。「あっ、そうか!」ピンと来たのは、演出がカラスがやっていたあの伝説的な舞台にそっくりで、また日本でも同じような舞台を何度も見たことがあったからだと気がつきました。

プログラムには1976年3月3日プレミエと書いてありました。何と30年もこの演出はこの歌劇場で生きていたんですね。

しかし考えてみるに、トスカ程いろんな舞台設定を思いつかせるのはないオペラだと思うんですが。

    hakaru matsuoka

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