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2006年9月12日 (火)

ベルリンムジークフェスト アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団演奏会

松岡究です。今日もベルリンは良い天気でした。気温もそんなに高くなく涼しい感じです。まだまだ日本は暑いんでしょうか?

曲目  ベートーヴェン:エグモント序曲

     ヘンツェ:夢の中のセバスティアン

     マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」

    指揮:マリス・ヤンソンス

ヤンソンスは去年ベルリンフィルでシベリウスの2番を聴いた時に、なんか表面的な音楽が流れていて感心しませんでした。しかし今回は良かったです。今年のでしたっけ?ウィーンフィルのニューイヤーを振っているヤンソンスは実に素晴らしかったですね。以前から思っていたことですが、彼はエンターテイナーでその手のものをやるときに彼の手腕は発揮されるんだろうと思います。

今回の1曲目「エグモント」はやはり不満の残るものでした。彼が振ると緊張感という物がなくなると言うのか明るすぎると言うか、内面のドラマが聞えてきません。こういうものを振る人ではないのだと思います。

2曲目のヘンツェは実に巧みな棒さばきでオーケストラをリードしていました。

メインのマーラーは素敵な聴き易い演奏になりました。1楽章の第1主題の歌わせ方は、春のささやかな息吹を感じさせましたし、2楽章の冒頭は彼の持ち味である天真爛漫さが見事に調和して良かったです。しかし最終楽章の例の静謐なカンタービレの部分はまあこんなものかという感じでした。つまり彼のスタイルはやはりエンターテイナーであり天性の明るさにあるということを改めて感じました。マーラー特有の粘りはほとんどなく自然に音楽が流れていくといった感じでもあります。

人間的にもとても良い人なんじゃないかなと思います。オケとも大変うまく言っているように思えましたし、やはりあまりいない才能の持ち主なんだと思います。

    hakaru matsuoka

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