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2006年8月26日 (土)

アジアユースオーケストラ演奏会

松岡究です。今日は合唱団アレス・クラーの代表の小針智子さんのご招待で、アジアユースオーケストラの演奏会を聞かせていただきました。

曲目  モーツァルト:交響曲第25番ト短調Kv.183

     モーツァルト:コンサートアリア Ruhe sanft ・・・ Kv.344/336a

                             コンサートアリア Ah, Io previdi ・・・ Kv.272

     マーラー:交響曲第4番ト長調

ソプラノ   イダ・フォーク・ウィンランド

指揮     オッコ・カム

このオーケストラは毎年夏にアジアの音楽学生を集めてアジアの色々な都市を回りながらプレイヤーとしての腕を磨く、世界各地で行われている音楽セミナーの一つです。東京での25日と26日の演奏会がこのオーケストラのフィナーレに当たる演奏会だそうです。

管楽器はほとんどミスなく吹いており、技術としてのれなる派かなり高いと思われました。しかし弦楽器は前の方に座っている奏者と後ろにいる奏者の間にかなり差があるようで、さすがに縦のアンサンブルは整っているものの音楽を感ずるにはいささか難点があったように思いました。

PやPPに対する配慮がほとんどなく弾きたい・吹きたい盛りなのでしょうか?交響曲2曲ともその音楽の持つ深遠さ・美しさを表現するには少し距離があったようです。指揮のオッコ・カムもそういうところを彼らに教育してほしかったですね。

しかしながら今日の大収穫はソプラノのウィンランドが素晴らしかったことです。今年若干24歳ながら、発声のテクニックはほぼ完璧で、自然なその発声から聞えてくる初々しい音楽はとても新鮮でチャーミングでした。若い時はともすると自分の声に頼り、またテクニックがなくても声が出てしまうばかりに、若い時に発声のテクニックをおろそかにする声楽家は数多くいます。そういう人は30歳を越えたあたりから徐々に壁にぶつかり40歳の時には既に歌手としての生命を終えてしまう人がかなりいる中、この年齢でこれほどのテクニックとコントロール術を身につけた人は稀有でしょう。そのまま世界的な歌手へ是非育っていってほしいものです。

       hakaru matsuoka

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2006年8月25日 (金)

ベルリンコーミッシェオパー 主席チェリスト クライフ・カナリウスのレッスン受講生募集

松岡究です。先日の日曜のコンサートにつきましていろんな方からかんそうや、批評をいただきました。有難うございました。これからの私の活動に大変参考になりました。

さて今日はレッスンの受講生の募集を呼びかけたいと思います。私の大切な友人でベルリンのコーミーッシェオパーの第2コンサートマスターの米沢美佳さんの夫で同主席チェリストでベルリン音大の講師でもあるクライフ・カナリウス氏の受講生の募集です。

彼のチェロは気品に溢れ、また優しく語り掛けてくる素晴らしい音楽を持っているチェリストです。人間的にも大変物静かで紳士です。

以下にご案内させていただきます。私に申し込まれても結構です。

チェロのプライベートレッスン ~ 生徒募集中 ~         

ベルリン音大でチェロのクラスを持っている、カナリウス先生のプライベートレッスンがうけられます。これからドイツに留学しようと思っている方、プロを目指して勉強している方、日本でクラッシックの本場ドイツのレッスンを体験してみるチャンスです。ご希望の方は、氏名、連絡先(電話、faxまたはメールアドレス)、受講希望の曲、受講希望の時間帯を書いて、mikayonezawa@hotmail.comもしくは、faxにて043-423-0853 米沢までお申し込みください。

レッスン代は、個人レッスン(デュオもふくめる)1時間1万5千円。レッスンで使われる言語はドイツ語もしくは、通訳をつけることも可能です。(通訳の必要な方は、申し込み時にお申し出ください。通訳料3千円)

 10月7日    13時ー19時  千葉

 10月8日    13時-20時  東京

 10月9日    10時ー20時  東京

                               * 場所はまだ未定です。

クライフ・カナリウス 

    5才よりチェロを始める。リゼロッテ・ピーパー氏に師事。同氏の下で1981年にワイマール音大に入学。同大学卒業後、ヴィーンでトビアス・キューン氏に、ベルリンでペーター・フォ-グラー氏に師事。1985年マリア・カナルス国際コンクール入賞、1991年にはバーデンバーデンにてブラームス協会よりブラームス賞を受賞する。またエビアン、ザルツブルク、カステロ、レギオ・エミラなど数多くの国際コンクールで入賞したナスダラ・カルテットの一員として、アジアやヨーロッパの各地で演奏、成功を収めている。1989年より現在にいたるまでベルリン・コーミッシェオペラの首席チェロ奏者として活躍するかたわら、ベルリン音楽大学講師をつとめる。ベルリンを中心にヨーロッパの各地で、ソリストとしてオーケストラとの協演や、室内楽奏者としても勢力的な演奏活動をしている。アルテニウストリオのメンバー。 

                                                 

                                                

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2006年8月20日 (日)

ラター フォーレのレクイエム演奏会終わりました

松岡究です。本日ラター並びにフォーレのレクイエムの演奏会終了いたしました。お出かけ下さった皆様有難うございました。

今日演奏会にいらしてくださった方!是非感想を投稿していただけないでしょうか。良いも悪いも私にとって大変ありがたいことでなのです。私の勉強の為にお感じになったことを忌憚なくお知らせいただけたら大変幸いです。

       hakaru matsuoka

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2006年8月18日 (金)

フォーレとラターのレクイエム

松岡究です。今日は私が指揮するコンサートのお知らせです。

8月20日(日)中野ZERO大ホール 午後2時開演

曲目  ジョン・ラター:レクイエム

     ガブリエル・フォーレ:レクイエム

合唱  合唱団ZERO

管弦楽  コレギウム・ムジクムin ZERO

ソプラノ   松尾香世子

バリトン   浦野智行

指揮  松岡究

当日は私が少々話もします。

皆さんのお越しをお待ち申し上げております。

       hakaru matsuoka

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2006年8月16日 (水)

終戦記念日

松岡究です。久しぶりの投稿になってしまいました。

昨日は終戦記念日でしたね。私は終日家にいて時折ニュースを見ながら過ごしていました。やはり小泉首相は靖国に参拝しました。また加藤紘一元幹事長の自宅が全焼しましたね。

首相の靖国参拝で中国や韓国からあるいは日本の中から非難・批判がでるのを予想できなかった人は一人もいないと思いますが、敢えて今日は試論を展開してみたいと思います。

靖国問題において東京裁判の是非、A級戦犯の合祀問題、宗教法人としての問題等の問題が全く解決されず今に至っていると言うのは、日本人の生まれ持った性質によるところが大きいような気がします。

かつて日本は天照大神以来の神道が日本由来の宗教としてきましたが、一方で土着の信仰(例えばお稲荷さんや地蔵信仰、あるいは狐・蛇等の生き物に対する)も併せ持っていました。そして仏教・キリスト教の伝来があり、また宗教では有りませんが儒教の思想も入ってきました。そして日本人はこれを一緒くたにしても何ら不都合を生じさせない柔軟性を持っていたといえると思います。その昔教科書裁判で有名になった家永三郎教授が「日本人はカミを神また上の畏れるものをカミあるいはオカミと呼ぶ(自分の女房をカミさんというのもその名残でしょうか?)」と言うようなことを言っておられたのを思い出します。つまり恐れ多いものはすべてカミだったわけです。仏教が入ってきて神ではなく仏という概念が入ってきたのですが、今も多くの人は神も仏もといいその区別も全くなく一緒くたにしています。つまり神も仏も同じで全く構わないわけです。

日本人が宗教に関わるのは大概の人が冠婚葬祭の時だけです。そんな宗教観の日本人にあってこの靖国問題ははっきり言って対岸の火事のように思っているのがほとんどではないでしょうか?しかしここへ来て外交問題としてこの問題が盛んに言われるようになりました。そして皆ほんの少しだけ考えるようになりました。「中国や韓国と仲が悪くなるのはまずいから首相は参拝しない方が良い」「日本の為に死んでいった方が祭られているんだから参拝するのが当たり前だ」 この程度でしょう、私を含めてほとんどの日本人の見解は。

結局、私達は現代史を学んでいないんですね。高校や中学でも大体日本史は明治、世界史は19世紀あたりで授業がやめになって、肝心な現代史は全く学んでいません。隣の中国や韓国はそうではないでしょう。現代史こそその授業で多くの時間を割いているに違いないと思います。彼らは国を挙げて特に2次大戦のことその是非はともかくその怨念を刷り込むがごとく教育している様が良くわかります。(今の日本の教育の現状はどうなんでしょうか?今も単なる受験のための社会の一科目何でしょうね?)このような状態では日本人と中国人あるいは韓国人の間では全く話にならないでしょうし、関心の度合いも天と地程の違いが有るように思えます。

ある識者は中国はその国内を治めんがため日本を敵国として教育し、小泉首相が参拝するたびに非難し、国内のガス抜きをしているとまで言う方もいます。つまり日本の首相や政治化が参拝することで国内に起こる数々の暴動の鎮圧を図っているわけで、裏を返せば何としても日本の首相に参拝してもらいたいのが中国の現状だということです。この意見には一理あると思っています。でもそれだけではないでしょう。

外国に暮らすと日本人は日本のことを余りにも知らなさ過ぎるのに、自分自身大変情けなくなります。こんなに自国のことを知らないで泰然としている民族は多分日本くらいなものでしょう。

ヨーロッパも中国も韓国も地続きです。つまり自分を知り相手も知らなければ生きていけない歴史があったわけです。いつ攻めてくるかわからない敵国がいつも回りにある境遇では、それが当たり前だったでしょう。日本は違いました。わずか元寇が2度あり所謂神風で事なきを得、江戸時代は鎖国をし、日本は極東の地にあって独自の固有な文化を育みました。

ですから、話をうやむやにしても困らない、あるいは「阿吽の呼吸」という言葉に代表されるような独特なコミュニケーション術を育みました。しかしいつも敵にさらされている地続きの国の民族は自己を明確に主張しなければならないコミュニケーションになったわけです。

その人間の性質が日本と地続きの国では180度違う中にあって、どう他国とComunicateしていくかは大きな教育問題であると思います。

            hakaru matsuoka

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2006年8月 2日 (水)

私の推薦盤4

松岡究です。今月は夏だと言うこともあり聴きやすい名曲を。

ホルスト:惑星 Music ホルスト:惑星

アーティスト:ボールト(エードリアン),エルガー,ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,ロンドン交響楽団
販売元:東芝EMI
発売日:2002/10/25
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ボールトは、計5回(私の記憶が正しければ)「惑星」を録音していますが、そのどれも素晴らしいリズム感と歌に溢れています。まさに「惑星」演奏の原点があります。

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 Music ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

アーティスト:カラヤン(ヘルベルト・フォン)
販売元:東芝EMI
発売日:2001/12/06
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カラヤンの素晴らしさはなんと言っても1960年代の録音にあると私はおもっています。グラモフォンではなくEMIのこの「新世界」こそカラヤンの最高の演奏です。

グレゴリオ聖歌 Music グレゴリオ聖歌

アーティスト:サン・ピエール・ド・ソレーム修道院聖歌隊
販売元:キングレコード
発売日:2001/12/29
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グレゴリアン・チャントを聴いていると音楽の原点が聞えてきます。縦割りではない、言葉のイントネーションと信仰による演奏には魂が洗われます。

                         hakaru matsuoka

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