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2006年6月12日 (月)

セバスチャン・ヴァイグル指揮ベルリン交響楽団演奏会

松岡究です。ベルリンはやっと夏になった感があります。この3・4日ほど最高が25度くらいになり、天気も安定してきているんですね。きょうも地下鉄で隣がイランの国旗をほっぺにペインティングしているサポーターに遭遇。ドイツ全体がワールドカップ一色。

曲目:ハンス・ロット  「ジュリアス・シーザー」前奏曲

   ベートーヴェン  ピアノ協奏曲第2番  ソロ:マルティン・ヘルムヒェン

   ハンス・ロット  交響曲第1番ホ長調

   指揮:セバスチャン・ヴァイグル

ハンス・ロットと言う作曲家は皆さんはほとんどご存じないと思います。1858年生まれ、26歳という若さでこの世を去った作曲家です。マーラーは彼から大きな影響を受けたらしく、実際交響曲ではマーラーが見習ったであろう作曲法の類似点がいくつも聞こえてきます。

今回の2曲のロットの作品をヴァイグルは手堅く纏め上げていました。ただ彼の音楽の造詣手法が感情や感性と言うものからちょっと遠いところにある、言わば職人的造詣法。ですから形は良く纏め上げているんですが、その曲が何が言いたいのかもう一つピンと伝わってこないんです。どこが山場なのか、どこが見せ場なのか、わからずに終わってしまいました。

ピアノのヘルムヒェンはまだ若いピアニストですが、実に良い感性を持ったピアニスト。この作品はベートーヴェンの協奏曲の中では一番室内楽的かつデリケートな作品。とても綺麗な音と溌剌とした躍動感が溢れていて気持ちの良い演奏でした。

   hakaru matsuoka 

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