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2006年6月18日 (日)

キンボー・イシイ=エトー指揮「リゴレット」ベルリンコーミッシェオパーその2

松岡究です。今日はキンボーさんがリゴレットを指揮する最終回の日。私としては前回に続いて2度目です。

テノールのデァ・プラスが前回もかなりやばかったのですが、今回は完全に声が出なくなって降板。代わりにマルク・へラーがイタリア語で歌いました。コーミッシェオパーはドイツの中ではAクラスの歌劇場ですが、他の2歌劇場が原語主義を採っているので、全演目をドイツ語で歌うと言うポリシーがあります。ちゃんとその為の翻訳家も専属でいて、全てその専属の翻訳家がドイツ語に訳して歌っています。さすがに有名どころのアリアなどはちょっとと思いますが、他の部分はきちっとイントネーションのことも考えられていて、ほとんど違和感なく聴くことが出来ます。

今日の公演は前回よりも数段良い出来でした。勿論キンボーさんの指揮もさることながら、テノールが代役でしかもイタリア語で歌う、と言うことでキャスト全員にいつになく緊張感があったこと、オーケストラも前回のメンバーとはかなり違ったメンバーであったことなど、終演後キンボーさんと話したことでした。

本当に生演奏と言うのは生き物だとつくづく思います。やはり一期一会の尊い世界なんですね。

    hakaru matsuoka

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