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2006年6月23日 (金)

ベルリン国立歌劇場プッチーニ「ラ・ボエーム」

松岡究です。今日は幾分暑さが和らいで、凌ぎやすい一日でした。10時にオペラが終わって歌劇場を出てきたときには上着がないと寒いくらい。最低温度は16度の予報でしたがどうなんでしょうか。

さて今日は「ラ・ボエーム」、久しぶりにプッチーニのオペラを見ました。やはり良いですね。泣けました。

演目   プッチーニ:「ラ・ボエーム」

    ミミ:マリー・ミルズ

    ムゼッタ:アンナ・サムイル

    ロドルフォ:マッシモ・ジョルダーノ

    マルチェッロ:ローマン・トレケル

    ショナール:クラウス・ヘーガー

    コッリーネ:クリストフ・フィッシェサー    他

    指揮:ローレンス・フォスター

    演出:リンディー・ヒューム

実に良い舞台、良い演出、良い歌手達、良い指揮者でした。今日は大分後ろの方に座ったので、はっきりとは断定できないのですが、多分べノアの回想シーンとして演出はつけられていたようです。

つまり最初、初老の男性がヴィデオのスイッチを入れるようなしぐさで音楽が始まります。しかしこの先は奇抜なことをせずにちゃんと屋根裏部屋のシーンから始まります。(最近は舞台設定や時代の読み替えが当たり前のように多くてちょっと食傷気味。うまく行けば良いのですが、8割はうまく行かないような気がします)「冷たき手を」「私の名はミミ」のあたりはちょっと演技的にはっきりしないかな。でもその後の2重唱から2幕へのつながりは見事。屋根裏部屋のセットがなくなり、2人が載っている盆がそのまま舞台裏へ。その時に通行人となっていた合唱団の上に美しい雪が降り注ぎ、大きなカラフルな電球が降りてくる。そして華やかな2幕の幕開け。この辺は天晴れ!見事な演出。そしてモミュスカフェーの豪華なセット。

3幕がイマイチよくわからなかったんですが、ずっとべノアらしき人がたたずんでるんです。これは一体何?ここが唯一の疑問点。

4幕は屋根に出て日向ぼっこをしたり、ペンキの塗り替えをしているシーンから始まり、それが回転すると、さっきの屋根裏部屋。そこへミミが抱きかかえられてくる。といった演出でした。

奇抜さがなくすんなり楽しめ、またシーンもとても綺麗に仕上がっている好舞台。

歌手は、ミミを歌ったミルズとロドルフォを歌ったジョルダーノは素晴らしい声と素晴らしい演技。久々にプッチーニを堪能しました。サムイルとトレケルも素晴らしい。後の2人もどうしてどうして、豊かな声で演じて見せてくれました。

指揮のローレンス・フォスターはここぞと言う時にオーケストラから良い音を引き出し、また音楽がだらけることなく引き締まっていて、良い指揮でした。N響に彼が来た時は全く精彩を欠いていたのですが、今日聴いて全く印象が逆転しました。

     hakaru matsuoka

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