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2006年6月 7日 (水)

ベルリンコーミッシェオパー ヴェルディ「リゴレット」

松岡究です。今日も2度雨が降りましたね。でも夜には晴れて今は10時過ぎまで空は明るいですから(日の入りは9時25分くらいです)、久しぶりに夕焼けを見ました。

演目:ヴェルディ「リゴレット」

リゴレット:ブルーノ・バルメッリ

ジルダ:ヴァレンティナ・ファルカシュ

マントヴァ:ハリー・ファン・デァ・プラス

マッダレーナ:カレン・ファン・オイイェン 他

指揮:キンボー・イシイ・エトー

演出:マルティン・シューラー

とても素敵な公演でした。まずキンボーさんの棒が素晴らしい。彼は終演後「今日は一番ひどい」などといっていましたが、どうしてどうして。オケからは垢抜けた切れの良い音を引き出していましたし、よく鳴らしていました。また歌手もジルダのヴァレンティーナ、リゴレットのバルメッティが素晴らしく、二人ともよく通る声と特にヴァレンティーナの高音のテクニックは素晴らしい物がありました。マントヴァのデァ・プラスはかなり調子が悪く、上はファルセットで抜いて辛うじて難を逃れていました。彼のような歌手はまず発声から直していかないと、この先は長くないような気がします。

演出はもう一つ。現代に読み替えていたのはいいのですが、3幕がなぜ客船の甲板の上でなければならないのか、その前の2幕の天使の7体の像の意味するところは終幕でよくわかりましたが、2幕での提示の仕方にもう少し工夫は出来なかったのか、疑問が残ります。

今日は終演後、キンボーさんとオーケストラのヴィオラ奏者の西山雄太さん、そしてキンボーさんの日本のマネージャーを務めて要らした鈴木さんご夫妻と夕食をともにしました。その途中で、キンボーさんに待望の女の赤ちゃん(もう名前は決まっていて安美チャンだそうです)が生まれたという連絡が入りました。「おめでとう、キンボーパパ!!!」みんなで祝杯を挙げました。しかし2006年の6月6日生まれ、ドイツでは06,06,06と書きますが、うまく行きすぎですね。(笑)

また17日に聴きます。

   hakaru matsuoka

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