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2006年5月11日 (木)

日本における地方の音楽文化3

松岡究です。米子と倉吉での公演も無事に終わり、残すは14日の早稲田フィルの演奏会です。もし良かったら聴きにいらしてください。詳細は明日お知らせします。

今日は鳥取の3回目、鳥取オペラ協会の話です。今まで話してきましたように米子でのミンクス室内オケと米子第九合唱団との活動が着実に成果を出していた頃に、オペラ協会が発足。第1回の公演は演出家の中村敬一氏を中心にピアノ伴奏でのモーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」だったそうです。勿論今でも中村氏はこの協会の核であり彼なしには何も考えられないと思います。

私がかかわったのは1999年の第2回目の公演からです。出し物はモーツァルトの「フィガロの結婚」。今までの米子や倉吉での活動を評価していただいて、ミンクス共々声を掛けていただいたのが縁でした。それからはフィガロを2回、桂小米朝さんとラクゴペラとして「ドン・ジョバンニ」「魔笛」を、そして先日のコンサートでラターの曲を大変美しく編曲していただいた新倉健氏の「ポラーノの広場」(中村敬一台本)を2回(3回目は昨年10月、福井県鯖江市での国民文化祭にミンクスと客演しました。)、昨年はクリスマスにメノッティの「アマールと夜の訪問者」を、そして今年「コシ・ファン・トゥッテ」をミンクス室内オーケストラと11月4・5日にやることになっています。

特筆すべきは鳥取国民文化祭で新倉さんの「ポラーノの広場」を初演した際、かの有名な片山知事が是非再演を、とオペラ終演後その感動を熱く語ったことでしょうか。そしてそれはすぐに実現されました。

最初にフィガロをやったときはお世辞にもうまいとは言えない状態でした。発声・発音の問題、演技力の問題、どれ一つとしてまともな物はありませんでした。唯一鳥取大学助教授の西岡千秋氏のパワーと演技力に救われました。そんな状態であったこのオペラ協会が年を追うごとにめきめきと(この言い方が一番ぴったり来ると思うのですが)うまくなっていったんですね。私の想像するところでは、計羽氏、中村氏、新倉氏、西岡氏そして各協会員のたゆまぬ情熱がこのようなレベルのアップをもたらしたのだろうと思います。そして嬉しいことにミンクス室内オケは1999年のフィガロ体験が物凄く為になったと見え、それまでとは違った表現力を身につけるに至りました。20世紀と21世紀のミンクスは全くグレードの違うオケに変貌したのです。オペラと言うのは本当にオケにとって一番の良薬なんだとつくづく思ったものです。オケの団員も口をそろえてフィガロが転機だったと言っています。

今年のオペラの練習は中村氏が既に何度か訪れて始まっているようです。私が最初に彼らと絡むのは7月中旬。どういった仕上がりになるか今から楽しみにしています。

     hakaru matsuoka

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コメント

松岡さんのブログの人気はすごいですね。
ここ数日、ミンクスのホームページにおいでになる方が驚異的な数になってます。
きっとこのブログ経由なんですね。

投稿: ミンクス室内オーケストラ | 2006年5月11日 (木) 10時56分

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