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2006年5月 6日 (土)

日本における地方の音楽文化2

松岡究です。私の米子での仕事の大きな柱になっているのが米子第九合唱団です。この合唱団とは1990年に私にとっても初めてであった第九を共演して以来6回の第九(1992・1994・1997・2000・2003年)を、3回のモーツァルトのレクイエム、2回のフォーレのレクイエム、そしてバッハのロ短調ミサ、ヴィヴァルディのグローリアミサ、ヘンデルのメサイアを一緒にやってきました。そして今日その3回目のモーツァルトのレクイエムを演奏します。

今までの発展を考えると、決して平坦な道のりではありませんでした。と言いますのもこの合唱団は公募を旨とする合唱団であるのです。毎回演奏曲目が決まるごとに新聞その他で募集をしなければならないのです。それはこの合唱団が市民参加が大前提であるため、援助をしてくれる企業にとっては特定の合唱団では援助できない等の理由があるためです。第九こそ200人規模で集まりますが、それ以外のときは60~80人で活動をしています。そしてそのメンバーは多少の入れ替えはあっても60~80人のメンバーは固定化されつつあります。それは私にとっては大変都合の良いことで、指導が継続して行いやすい、育てていくと言うことが出来る、と言う利点を生み出しています。そしていまやこの60~80人のメンバーは第九を演奏する時の200人の核になりうべく成長してきました。

また指導者も3人になり、原語指導をする方も優秀な地元の英語の先生が受け持ち、この指導者たちはとりもなおさず全員団員であるのです。いい意味で大変民主的にうまく言っており、これは奇跡的であると言えるのではないでしょうか。

今日の演奏会で実はもう一曲演奏することになっています。ラターのa clare benedictionと言う曲です。これはアンコールとして用意してある曲ですが、私はこの合唱団がもっとまとまっていくために、機会あるごとに気楽に歌える曲があるべきだと思って、この曲を選びました。きっとこの曲はこの合唱団の最初の愛唱歌になると思います。また数年後には必ず演奏することになるであろうラターのレクイエムの取っ掛かりでもあります。

今日そして明日の演奏会がいい演奏会になりますように!!!

     hakaru matsuoka     

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コメント

 日本の音楽文化1・2、拝見しました。松岡さんの真摯な取り組みに、胸が熱くなりました。稽古場に同席させてもらいたいと思いました。
 そのうち、東京・中野の団体との経緯も教えてください。夏の公演に向けた稽古を見学させて頂ければ幸いです。また、私のブログで紹介することで、お役に立てればなによりです。
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/

投稿: momma | 2006年5月 7日 (日) 12時02分

私がこのブログを読んだときは既に7日の夜になっています。演奏会はどうでしたでしょうか?先生がとても良い印象をもって指導していらっしゃる様子なので、きっとご成功されたと思います。先生は本当にいろいろな活動をされているんですね。第9は簡単に開催できる曲目ではないですが、とても有名で「歌ってみたい」と思っている人が多いので米子のような方法で演奏会を行なえるような団体が増えるといいなぁと思いました。私も歌ってみたいですが、やっぱり楽器がいいですね。

投稿: あおのかえる | 2006年5月 7日 (日) 21時15分

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