お知らせ
松岡究です。
早稲田フィルハーモニー管弦楽団演奏会
曲目 ヴェルディ:「運命の力」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
ピアノ:長崎麻里香
新宿文化センター大ホール 5月14日(日) 開演午後2時
よろしかったら是非いらしてください。
そういえば先日の米子・倉吉での本番でもブラボーや拍手のタイミングが早くて、演奏者のみんなが嫌な思いをしました。終演後その話になって、どうしてそうなるのかと言う議論がありました。「オレは知ってるんだぞと言う見栄っ張りの初心者」「拍手は早ければ早いほどいいと思っている初心者」大体この2つの型?に絞られるんではないかと言うことでした。初心者ではなくかなりの玄人の人も見栄っ張りの人は早いんじゃないでしょうかね。音楽を聴くことより人より早く拍手して「オレは誰よりもこの曲を知ってるんだぞ」と言うことに満足感を見出しているとしか思えませんね。
皆さんはどう思われますか?金曜のN響のBS放送を少しだけ見ていましたが、必ず早く拍手する人が一人いましたね。あ~~あ!
hakaru matsuoka
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コメント
早過ぎる「拍手」や「かけ声」について
先日もこの件で長々とコメントしてしまいましたが、一つのエピソードを披露させて下さい。
それは昨年の廣島での出来事でした。小澤征爾さんと日野原重明さんが主体となって行われた「世界へおくる平和のメッセージ」というイベントの中でのことです。
この中で小澤さんの指揮によりフォーレのレクイエムが演奏されました。ご存じの方もあると思いますが、小澤さんはゲネプロを公開で行うことが多いのです。そしてそれには青少年を招かれるのです。この時も地元の小学校上級生から高校生までの、五・六百人(もっと多かったのかも)の児童・生徒が見学にきました。
多分先生の(誤)指導が有ったのではないかと、邪推するのですが、レクイエムの一曲(というか一楽章)毎に拍手が起こるのです。これは練習時のことでした。
これを体験した我々合唱団の面々は、本番でも同様なことが起こるのではないか、と危惧しておりました。
ところが、本番では「さすが」でした。小澤さんの棒が止まり、それが静かに脇に降りて、彼の瞑想が終わるまで、「しわぶき」一つしませんでした。
廣島のアリーナに入場していた、7000人とも8000人とも言われた聴衆が身じろぎもせずに、その静寂を例え「ホンの数十秒」でも保っていられたことに、反って感動しました。
その後NHKのBSで放映された時は、編集されて演奏は切れ切れになってしまいましたので、そのシーンは判りませんでした。
投稿: wisteria | 2006年5月13日 (土) 18時45分