サイモン・ラトル指揮ベルリンフィルハーモに管弦楽団 ドビュッシー「ペレアスとメリザンド」
松岡究です。今日はやはり昨日よりは暑くなりました。外を散歩してると汗ばんできます。しかしまだ冷気の残っているところ、例えばソニーセンターとポツダマープラッツという駅のコンコースは冷房をかけてるんじゃないかと思っちゃうくらい寒いです。空気が入れ替わってないんでしょうか?
さて今日は久々のラトルです。
曲目:ドビュッシー歌劇「ペレアスとメリザンド」演奏会形式
配役
メリザンド:アンジェリカ・キルヒシュラーガー
ジュヌヴィエーネ:アンナ・ラルソン
ペレアス:サイモン・キーンリーサイド
アルケル王:ロバート・ロイド
ゴロー:ローレント・ナオウリ
医者:ジュローム・アントワーヌ 他
指揮:サイモン・ラトル
一言で言えば「脱帽!!!(誰ですか?脱毛なんて言ってる人は。)」 一年前のブリテン「ピーター・グライムズ」を聴いた時も本番でこんなに洗練された完璧なことが出来るのかと耳を疑いまた打ちのめされたんだけど、今回も全く同じでした。フォルティッシモからピアニッシモまで完璧にコントロールされて、それが全く人工的でなく自然に音楽が流れていくんです。歌手たちもそのオーケストラとラトルの鮮やかな指揮に乗りに乗り、またその心情を細やかに歌い上げ、また時にはドラマティックに歌っていきます。驚いたのがプログラムには名前は載っていないんだけど、ィニョルドを歌ったボーイソプラノが圧巻!勿論大人たちも素晴らしい。「こんなことが実際に現実にベルリンでは行われているんだなあ(ため息)。」
そして「ペレアスとメリザンド」がこんなに素敵なオペラだったなんて初めて知った感じです。ドイチェオパーのペレアスも良かったですけど、ここまで作品の真価を引き出してはいなかったかな。というよりもラトルと今日の共演者、そしてベルリンフィルが本当にその真価を知らしめた演奏会でした。
ラトルも少し当たり外れがあって、1月に聴いたマーラーの4番は意外なほどつまらなかったですね。以前テレビで、まだ就任前にやはりベルリンフィルでやった4番は鳥肌が立つくらい感動を覚えましたけどね。でも今日は言うことなしでしょう。
hakaru matsuoka
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コメント
はじめまして。私はベルリンフィルの大ファンです。いつもこちらのブログを楽しみに拝見させていただいております。もちろんランキングも訪問いたしました。今10位ですね。すばらしい!
自身が管楽器を演奏しておりますので、ベルリンフィルの管楽器、特に木管の首席をどなたが吹いていたかがいつも気になります。もし差し支えなければ今回のメンバーを教えていただけないでしょうか。
投稿: BPOfan | 2006年4月22日 (土) 11時51分
羨ましい限り。
ラトルのオペラはまだ観ていないわ!
是非、いつかは拝見したいものです。♡
ベルリンって、本当にレベルの高いアーティストが集まる所ですね。
そうそう、ランキングアップしていますね。
良かったわ。おめでとう~♪
投稿: イリス | 2006年4月22日 (土) 20時28分