どうしてユーロがこんなに高いの?
松岡究です。ベルリンで生活しておりますと本当にユーロは高いなあと思います。以前家内の松尾香世子がデトモルトに文化庁在外研修員で行っていた時は、1ユーロ120円前後だったと思います。それが今は、140円を越えているんです。と言うことは両替したり銀行から引き出したりすると1ユーロ145~150円くらいになってしまいます。例えば航空券を買うにあたっても、日本から往復する方がヨーロッパで買うよりも安いと言う、今までの常識とは全く逆転の現象が起こっているみたいです。
なぜこんなにユーロが高くなってしまったんでしょう?どなたかにちゃんと教えていただきたいんですが、これは多分にアメリカ、特にブッシュ大統領の政策が全くおかしいと言うことから来ているらしいんです。アメリカは日本の借金の何倍もの借金があるのはご存知の通りですが、ドルが国際通貨である以上、はっきり言えばドルをたくさんすって借金を返せば良いわけで、国際的にドルで流通が成り立っているうちは、この借金は屁でもないわけなんですって。で、アメリカは世界最強の国である必要があるわけで、そのためにイラン・イラクへのちょっかいが起こっているわけです。でも例えば、イラクは核も大量兵器も持っていなかったことははっきりしているわけで、ブッシュがやった戦争は全く的外れなわけだったんですよね。それを正当化しようとして、言い訳がましく専制政治を倒したことは良かったと言っている。それはそうだけれども、未だにイラクの政情は安定しない。そんな脳足りんなブッシュに愛想を付かして、投資家やいろんな企業がドルではなく皆ユーロを買い始めて、ユーロにシフトしなおしている。つまりユーロの需要がとても大きくなっていると言うことらしいんです。それでユーロはなかなか値下がりしない。
「名は体を現す」とはよく言ったものですね。(ブッシュ=藪)大統領はやはりヤブだったんですかね。
hakaru matsuoka
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コメント
mixiのイリスさんのところで教えていただいて以来、毎日覗かせていただいています。
それはそうと米=ブッシュ政権にはいろいろ問題ありますが、小泉=ニッポンも同じ道を急いでいます。道徳観から外れた米国式市場原理主義を推奨し、かつて日本を支え続けてきた日本的資本主義を捨てている。企業も国もです。
こんな市場原理主義が上手くいかないのはアメリカを見ていればわかるのに...
今のアメリカは、世界一の債務国です。膨大な赤字は、日本による米国国債購入によって補填されているだけ。2003年度の米国国債額は25兆円ですって(-_-;)
この数字は対米黒字の約2倍。そんなん買わされているのですね。これ売却したらドル暴落ですし、どうにもならない言いなりニッポン。
我が故郷よ、何処へ。
投稿: フンメル | 2006年3月16日 (木) 18時53分