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2006年2月26日 (日)

ベルリンコーミッシェオパーのマチネーコンサート

松岡究です。今日は朝起きると雪が降っており、うっすらと雪が積もっていました。11時からのマチネーコンサートが終わって外に出ると、あらまあ、もう雪はすっかり解けて晴れているではありませんか。でもその後も雪になったり晴れたりで落ち着かない天気です。

さてこのコンサート11時からですが、日曜にはよくあることです。例えば新年のウィーンフィルのニューイヤーコンサート。あれも11時からやっているんですね。時差の8時間ある日本では、夜7時から見れると言うことになります。

曲目はモーツァルトの13管楽器のためのセレナーデとR・シュトラウスの16管楽器のためのソナチネ第2番。以上の2曲。モーツァルトの編成はオーボエ2本、クラリネット2本、バセットホルン2本、ホルン4本、ファゴット2本、それにコントラファゴット1本の計13本。R・シュトラウスはこれにフルート2本とバスクラリネット1本、バセットホルン一人がC調クラリネットに持ち替えて、計16本です。指揮は音楽監督のキリル・ぺトレンコ。

会場がFoyerといってオペラハウスには必ずあるんですが、休憩時等に飲んだり食べたりする広間みたいなところでのコンサート。したがって臨時にそこにいすを130ほど並べて急ごしらえの会場を作るわけです。ですから客との間はほとんどなくてとても親近感が生まれますよね。他の例えばベルリン国立歌劇場のFoyerは別にアポロザールと呼ばれ、室内楽演奏を意識したつくりになっています。例えばじゅうたんをひかないとか、いすを並べてあるだとか、そういったことです。

まずモーツァルト。初めは皆緊張しているのか、セレナーデなのにその典雅さや匂いが全く感じられず、音響もそれほどよくないこともあって、少々きついなと思いながら聴いていたんですが、第2メヌエットを過ぎたあたりから、皆俄然音楽を楽しみ始めて、最後はとてもいい感じで終わっていました。勿論私はこのリハーサルから付き合っていましたが、ぺトレンコが最後のリハーサルで、「lustig!]つまり、「やってて楽しいね」とみんなの前でもらしていましたが、最後がそうなってくれて本当に良かったです、ハイ。オペラのオーケストラは、シンフォニーやこういった室内楽的作品に触れるのはあまりないことです。ですからベートーヴェンの交響曲でもなかなか演奏するチャンスに恵まれないので、指揮者がうまく導いてやらないとなかなかうまく行きません。逆にオペラは毎日演奏しているので、指揮者よりも知っていて、こちらの方は指揮者がある意味で任せた方がうまく行く場合が往々にしてあります。オーケストラのメンバーはかなり減ってそれでも110人ほどだそうですが、毎日オぺラ公演をやって、なおかつこういった純器楽による演奏会をするのは本当に大変です。しかしこれも絶対に必要なことで、こういった努力が演奏の質を向上させて行くのだと思います。後半のR・シュトラウス。これは最初から皆エンジン全開。すばらしい演奏でした。130人の聴衆からは盛んに拍手とブラボーが送られ、日曜の午後のひと時を満足させるに充分であったと思います。

一日に2回のアップになってしまいました。私にとっては違う日に書いているんですが。今は午後3時を少し回ったところです。

      hakaru matsuoka

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